嫌な腹痛のおはなし
胃腸の弱い人なら分かると思いますが、突然やってくる腹痛ほど嫌なものはありません。会議中や電車に乗っているときでもお構いなしにキューッと来るのはたまりません。そうなった時にすぐにお手洗いにいけないことも多くて本当にヒヤヒヤしてしまいます。それに、今お腹が痛くなったらどうしよう、なんて思うと余計に痛くなってくることだってあります。
腹痛の原因は様々ですが、例えば食べ過ぎや飲み過ぎ、お腹の冷えなどが考えられます。人によっては牛乳を飲んだり、辛いものを食べると腹痛になることもあるようです。他にも、外部からの腹部への刺激や、精神的ストレスでお腹が痛くなることもあります。腹痛に対しては薬を使うのが一般的で、今はいろいろな薬が市販されていて対処しやすくなっいます。水がなくても飲める薬もあるので、移動中などすぐにおさめたい時などには大変便利です。しかし、それ以前に普段からお腹を冷やしたり、暴飲暴食をしないようにすることが大切です。
ところで、ここで言っている「腹痛」とは、いわゆる腸にあたるお腹の部分の話です。痛む場所がもう少し上の胃にあたる所であれば「胃痛」ですし、同じお腹でも痛む場所によっても違いがあります。お腹全体が痛いのか、へそのあたりだけなのか、それともどちらかの側だけが痛いのか。場所によっては重大な病気の可能性もあり、単なる腹痛として見過ごしてはいけないこともあります。特に、急激に腹部のどこかが激しく痛むような場合はすぐに病院にかかった方がいいでしょう。
看護師になりたてのころは、内科に在籍していましたので、内視鏡検査の補助をたくさんしてきました。胃痛と言っても場所で対処の違いがあります。患者さまの多くは市販の胃薬をしばらく飲んでいたという方が多く、早くかかればよかったのにと心の中でつぶやいたことは幾度もあります。市販品でも良いのは、漢方です。もしもストレス性でえれば、自力で治すのに時間がかかりますから漢方で心も胃も爽快にすることをおすすめします。わたし自身も看護師の転職を決断するまでに胃が痛い時期があり、転職後も緊張で痛くなるという経験をしましたので実体験からのアドバイスです。